足るを知る
禅の言葉に「知足(ちそく)」というものがあります。断捨離、ミニマリストとブームによって名称が変わっているようですが、根本は同じ「知足」です。私は、20年以上前、手伝いでいわゆる「ごみ屋敷」の片づけをしたことがあります。その経験は私にとって、かなり貴重な財産となりました。物が多すぎる状況では、せっかくあっても探すことができなくなる、片付けようにもどうにもならない、と気付くきっかけとなりました。
「いずれ、使うかも。もったいない。」という感情と、「快適に暮したい」という感情を天秤にかけてみましょう。なかなか物が手に入らない場所に住んでいるか、緊急時でなければ、必要な物はすぐ買えます。そして、その緊急時は一生来ないかもしれません。今の生活だけを考えれば、物は少しで足りると思います。
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