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共同体感覚(アドラー心理学)


 共同体間感覚とは、「自分が生きているのは色々な人のおかげであり、自分も社会の一員として貢献しよう」という考え方です。私たちは日常において、つい忘れてしまいがちですが、生きる上で必要な食べ物や生活用品などは、多くの人が関わり手元まで運んでくれたものです。

 また、「人の役に立てている」という感覚を持てる人ほど、幸福を感じやすいのだそうです。自分は何も人の役にたっていない、と感じる方は多いかもしれません。しかし、生きてさえいればそれだけで人の役に立っている、と考えることが可能です。たとえ寝たきりで意識がない状態であっても、家族にとって十分はげみになったり、病院にとっても経営を支えていたりするのです。

 生きているだけで十分ではありますが、みんなのおかげで生活できているのだから、少しでも人に役に立てるようにすることが自分の幸福にもつながる、ということです。

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