農地
通常、農地の所有権移転については農業委員会又は知事の許可が必要です。但し、相続による所有権移転は、許可不要となります(届出は必要です)。尚、相続人でない方への特定遺贈の場合は、許可が必要となりますので、注意が必要です。
解約手続き
主人が亡くなって、大変だったことの一つがクレジットカードにて自動引き落としされている契約をひとつひとつ解約していく作業です。クレジットカードの利用明細から契約先の会社名などを調べ、電話しました。中には知人の名義で契約しているものや、過去の住所においての契約もありました。その...
事実婚
婚姻届を出さず、事実上の婚姻関係にある状態では、相続権に関して認められません。但し、死亡退職金、遺族給付などは認められる場合があります。また、一方が事故死した場合、加害者に損害賠償請求することも可能です。
死後事務委任契約
同居のご家族がいらっしゃらない場合など、第三者にご自分の死後の手続きをしてもらうための契約です。人が亡くなると死亡届の提出、葬儀、納骨煩雑な手続きを早急に行わなくてはなりません。ご家族に迷惑をかけたくない場合も有効な手段と言えるでしょう。
換価分割
遺産分割の際、不動産や貴金属などをお金に換えて分割する方法です。比較的平等に配分できるので、争いとなる可能性は低い方法ではありますが、所得税がかかる場合もあります。一人の相続人に一旦相続登記を行い、売却後金銭を分配することもできますし、相続人全員で共有名義にしてから売却、分...
代償分割
遺産分割の際、例えば土地などの不動産につきまして、相続により取得した者が他の相続人に相続分に見合った額を金銭で支払う方法です。不動産の価値を定める方法は固定資産評価額による算定、不動産鑑定士による算定、路線価などがあり、どのように算定するかでトラブルとなるケースもありますの...
代襲相続
相続人である子が被相続人より先に亡くなった(あるいは欠格、排除に該当した)時は、さらにその子(被相続人の孫)が相続人となり、孫が亡くなった場合などはひ孫が相続人となります(再代襲)。相続放棄の場合は代襲されません。兄弟姉妹が相続人の時は、その子(被相続人の甥姪)まで代襲され...
限定承認
相続が開始すると放棄か限定承認を選択しない限り、通常は単純承認することになります。限定承認とは、負債が資産を上回る時、資産の範囲で返済をする制度です。手続きも難しく(相続人全員で行う必要がある)、手元にお金が残らないことになりますので、利用する人は少ないようです。
遺産分割協議後
遺産分割協議を終えた後に遺言が発見されるケースもあります。第三者への遺贈が記されている場合などは遺産分割をやり直すことになってしまいます。遺産分割協議の前に故人の身の回りを探すだけでなく、公証役場への確認、生前やり取りのあった専門家(士業)へ問い合わせ(年賀状などを確認)、...
仲が良いので関係ない?
うちの子供たちは仲が良いので、相続争いにはならない、と思ってはいませんか。実際兄弟同士の仲が良くても、相続となったら話は別と思っておいた方が無難です。兄弟の家族も黙ってはいません。平等に、と思っていても完全な平等はあり得ません。遺言で「お互い譲歩して」「争いのないように」と...