未成年後見監督人
未成年後見人を監督するため家庭裁判所は必要と認めるときは後見監督人を選任することができます。(民法849条)尚、後見人の配偶者、直径血族及び兄弟姉妹は、後見監督人となることはできません。(民法850条)
未成年後見
未成年後見は未成年者に対して親権を行う者がないとき、又は親権を行う者が管理権を有しないときに開始します。(民法838条)未成年後見人がある場合でも家庭裁判所は必要があると認めるときは更に未成年後見人を選任することができます。また、法人が未成年後見人となることも認められていま...
管理権喪失
子、その親族などの請求により家庭裁判所が父又は母の親権のうち管理権を喪失させる審判をすることができる制度です。(民法835条)子の財産を危うくした場合や子と第三者との契約を合理的な理由なく同意しない場合も対象となります。
親権停止
親権喪失まで至らなくても、父又は母による親権の行使が困難又は不適当で子の利益を害するときは、家庭裁判所は子、その親族などの請求により二年を超えない範囲内で、その原因が消滅するまでに要すると見込まれる期間を定め、親権を停止する審判をすることができます。(民法834条の2)これ...
親権喪失
父や母による虐待又は悪意の遺棄があるときその他父又は母による親権の行使が著しく困難又は不適当であることにより子の利益を著しく害するときは、家庭裁判所は、子、その親族、未成年後見人などの請求により、その父又は母について、親権喪失の審判をすることができます。(民法834条)23...
子との利益相反
子の財産管理をすることは親権に含まれていますが、親の立場を利用して子の財産を脅かす行為を防止するため、親と子の利益が相反する場合は特別代理人の選任を家庭裁判所に請求しなければなりません(民法826条)。例えば、親が借金をする目的で子の所有する不動産を担保にする、といった場合...