公正証書遺言
公正証書遺言を作成した場合はその旨を家族に伝えておくか、遺言の正本、謄本を家族が見つけやすい場所に保管することが重要です。遺言書が見つからない場合、遺言検索システムは有効ですが、そもそも遺言書の存在を知らなくては検索システムを利用しないこともあり得ます。遺言者が生存中の間は...
遺言検索システム
全国どの公証役場で作成した公正証書遺言でも、昭和64年1月1日以降に作成したものであれば、相続人等利害関係人は近くの公証役場で検索してもらうことが可能です。遺言書の有無、原本が保管されている公証役場などが判明します。遺言者が亡くなられたことが分かる除籍謄本、遺言者との関係が...
換価分割
遺産分割の際、不動産や貴金属などをお金に換えて分割する方法です。比較的平等に配分できるので、争いとなる可能性は低い方法ではありますが、所得税がかかる場合もあります。一人の相続人に一旦相続登記を行い、売却後金銭を分配することもできますし、相続人全員で共有名義にしてから売却、分...
代償分割
遺産分割の際、例えば土地などの不動産につきまして、相続により取得した者が他の相続人に相続分に見合った額を金銭で支払う方法です。不動産の価値を定める方法は固定資産評価額による算定、不動産鑑定士による算定、路線価などがあり、どのように算定するかでトラブルとなるケースもありますの...
遺言能力
15歳に達した者は遺言をすることができます(民法961条)。遺言は高齢になってから書くものではありません。高齢ではかえって信ぴょう性を失い、無効となるケースもあります。縁起でもないと敬遠せずにまずは一度書いてみて、定期的に見直してみてはいかがでしょうか。
代襲相続
相続人である子が被相続人より先に亡くなった(あるいは欠格、排除に該当した)時は、さらにその子(被相続人の孫)が相続人となり、孫が亡くなった場合などはひ孫が相続人となります(再代襲)。相続放棄の場合は代襲されません。兄弟姉妹が相続人の時は、その子(被相続人の甥姪)まで代襲され...