遺言を書く際(遺贈)
相続人以外の人(団体でも可)へ遺贈することも可能です。不動産の寄付を受け付ける団体もあります。相続税、登録免許税等の費用を受遺者が負担することになるので、事前に寄付を受け付けてもらえるかを確認しておくと良いでしょう。
遺言を書く際(相続人)
遺言を書く際は感情的にならず冷静に、相続税のことも考慮して頂きたいと思います。まず、自分の財産がどこにどのように存在するかを自分で確認して下さい。そして、相続人がどのように存在するかを確認して下さい。配偶者がいて子供もいる場合は通常、直系尊属(親、祖父母..)と兄弟姉妹は相...
排除について
特定の相続人からの虐待や重大な侮辱により遺産を相続させたくない場合、家庭裁判所へ排除の請求をし、決定を受ければ相続人からはずすことが可能です。また、遺言で相続人排除の請求をすることも可能です。具体的な理由を述べ、遺言執行者を第三者に定めておくと良いでしょう。逆に、すでに排除...
遺言が必要ない場合
遺言が必要ない場合もあります。相続人が子供1人のみで、その子供が成人しており全ての財産をその子供に遺す場合です。また、所有財産が現金のみで法定相続分通りに分けたいと思っている場合も不要と思います。ただ、財産を遺すという意味での遺言は必要ないかもしれませんが、それでも手紙は遺...
遺言を書かない理由その3
遺言を書かない理由として、その時によって所有する財産が変わるから、事情が後になって変わるかもしれないから、といったことも考えられます。もちろん、土地を○○に相続させると遺言で書いているからといって売却などが出来ないわけではありません。事情が変わる度に書き直す手間を考えるとな...
遺言を書かない理由その2
遺言に必要性を感じていない人も多いようです。財産が少ないから、法定相続分で平等に分けたらいい、など。法定相続分できちんと分けられる財産は現金のみです。不動産だけでなく貴金属や絵画なども誰に分けるかで、もめる可能性があります。紛争を未然に防ぐためにもそれぞれ誰に渡したいと明記...
遺言を書かない理由その1
なぜ、遺言というものは皆様に認知されているにも関わらず、実際に書いている人は少ないのでしょうか。私が思うに、マニュアルがないからではないでしょうか。項目を埋めるだけでOK、のようなマニュアルが遺言では作れません。なぜなら、遺言は全て手書きで書かなければならないからです。(自...
行政書士の歴史
行政書士という職業が生まれたのは戦後ですが、その前身とされる代書人は明治初期までさかのぼります。さらに代書業(読み書きのできない人に代わり、手紙などを書く職業)に関しては江戸時代にも存在していました。現代でも、特別な申請書や法律が絡んだ内容の手紙などをどのように書いてよいか...